私たちにできることはなんでしょう?
今、奄美大島の小さな小さな集落で起きている問題です。
このことは奄美だけの問題ではありません。
人間は時として重機を入れて、コンクリートで固めて、自分たちの都合の良い様に適当なことを勝手にしてしまいます。
何十年かあとに、それが無駄なことだと気がついても反省もせずにまたコンクリートでふたをしようとします。
「自然と共存」するという選択肢はないものでしょうか?
「予算があるから使う」いつまでそんな考えでいるのでしょうか?

私たちにできることを考えてみませんか?

嘉徳 ”ジュラシックパーク”
奄美大島には、美しい渓谷の下に”嘉徳”という小さな集落があります。秘境と呼ばれるほど素晴らしい自然に囲まれており、美しい河口と海岸がある。渓谷からは、とても綺麗な水が流れているのです。

嘉徳は、あまりにも美しくて息をのむほどだ。そこを訪れた外国人は”ジュラシックパーク”と名付けた。住民たちは素晴らしい海岸のそばに住みながら、何十年もそこを守ってきた。
今、どこにでもあるような防波堤やテトラポッドなど、不自然な人工物を造らせないように、集落の人たちで自然環境を守ってきたのです。守られてきた嘉徳は、世界遺産を目指して国立公園にする話がある。それほど自然豊かな、素晴らしい場所なのです。

しかし今、嘉徳は危ない状況になっています。自然を不自然に変える日本の産業が水面下で動いているのです。何十億円もかかる公共事業が嘉徳の自然を壊そうとしている。自然豊かな天国のような場所から、コンクリートの地獄へと変えられてしまう恐れがあるのだ。素晴らしい渓谷や河口や海岸が無くなろうとしているのです。もしも公共事業が施行されたら、奄美大島にとって特別で、大切な場所を失ってしまうでしょう。他では変えることのできない素晴らしい自然を、子や孫の世代は、見て、感じて、楽しむことができなくなるのです。奄美大島は自然の遺産を永遠に失ってしまうでしょう。
http://blog.amamihajimete.com/katoku-jurassic-park/

元ちとせ「語り継ぐこと 」