1月6日にイランのタンカーと香港籍の貨物船が衝突。
タンカーは炎上、爆発し、奄美大島から315キロ沖の日本の排他的経済水域(EEZ)まで漂流して沈没したということです。
乗組員32名は全員死亡。タンカーから流れた原油が日本に流れてくる可能性が高く、世界的に話題になっています。

サンチータンカー沈没
沈没した同タンカーは、「天然ガス・コンデンセート(凝析油)」13万6000トンを積載していた。

奄美大島へのオイル
出典:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180201005241.html

その被害はすでに、奄美大島に到達しているという
https://www.asahi.com/articles/ASL215G6SL21TLTB010.html

今後の日本への影響が気になります。
冬型の気圧配置が続くこの季節。
奄美大島、種子島、そして九州、四国。
できるだけ影響が出る前に、対処できることがあるのであれば国民あげて協力しなければならないのではないでしょうか。

すでにウィキペディアにも記載されています
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E6%B2%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%A1%9D%E7%AA%81%E4%BA%8B%E6%95%85

In Deepの記事

もうじき日本の海が死ぬ : 「史上最悪の原油流出」が日本の海域を直撃する予測が英国海洋センターより発令。3ヶ月以内に九州から東北までの全海域が汚染される可能性

アメリカの人気ブログ「zerohedge」の記事
https://www.zerohedge.com/news/2018-01-28/sanchi-oil-slick-could-reach-japan-within-month

英国海洋センターによる今後3ヶ月の原油の拡大の予測を示した記事
http://www.noc.ac.uk/news/sanchi-oil-spill-contamination-could-reach-japan-within-month-update
翻訳してみました
最新の海の緊急時のシュミレーションによるとサンチのオイルタンカーによって汚染された水が一ヶ月以内に日本に到達すると予想されている。
その最新のシュミレーションは日本の海上保安官による情報でありそれは韓国のチェジュ島の60万人にも影響を及ぼすという。
しかし、その漏れたオイルはとても予測不可能なのもであり、事によっては爆発を起こしたり、または蒸発したり、水面に混じりこみ長期にわたり汚染し続けるかもしれない。
最新の予想ではサンチのオイルタンカーがどこに沈むかも示されている。
その情報はNOCの科学者によって示されたものであり、今後とてつもなく莫大な水汚染が起こる可能性があり得るということがシュミレーションによって分かった。
そのシュミレーションは正確性があり、かつ最先端の技術によって行われている。
サンチのオイタンカーは中国の東側の海岸で衝突した。
その場所はとても複雑でありとても激しく、変形しやすい流れが水面にあるという。
そのため最近では多くのタンカーが中国の東海岸のその場所を避けて通るのだ。

しかし最も新しく更新された情報はそれまでの予想とは大きく異なり、その情報ではその海岸のみに汚染水が止まるとされていたが、今の情報では韓国湾に3ヶ月以内に到達するとされている。
同じ方法を使って調査されたが、それは予想以上に黒潮と対馬海流に影響されるとした。
それらの海流は日本の東と東北側につながっているのだ。もしその汚染水が黒潮によって運ばれてきた場合、シュミレーションでは九州や四国、本州の多くに渡って影響を及ぼし、巨大な東京湾にも二ヶ月以内に流れてきてしまうという。
そしてその水は日本の周りの水を深く汚染することにつながる。
訂正後のシュミレーションでは汚染水は訂正前よりより早く、さらにより広域に広がり、日本にとても大き衝撃を与えるとされた。
最新の情報では日本と韓国に与える影響についてより詳しく調査をしているという。
そして現段階では多くの人々や魚を含む食料に影響を及ぼすことが明らかになった。

国立海洋研究所のカチャ・ポポバさんの調査によると、漏れたオイルは海の環境とそこを利用する人々に破壊的影響をもたらすという。
とても広域な海流というものは簡単に各地へと水を運ぶことを意味し、漏れたオイルはすぐさま広域へと広まるだろう。
だから、今後はそれらの流れを知るとともに汚染水の行き場に対する理解がとても大切になってくる。
とくにオイルを積んでいるタンクの時は。

科学者のチームはこの調査に仮想のオイルヴを海のモデルに落としそれらが三ヶ月でどのくらい広まるかを調査した。
シミュレーションはオイルが漏れたところの海域の典型的な循環を年毎の情報を元に調査された。これは科学者が漏れたオイルの広がる範囲を示すことにもつながり汚染源のリスクが各地に広まっていくこともみることができる。

一方、モデルシュミレーションをしたイギリスのサウサンプトン大学のステフケリー(Stephen Kelly)という学生は言った。
「事故の事実の数によって被害の数は大きく変わってくるだろう」もともとオイルが漏れたところと、その大の状況は同時に海の循環へとつながる。
NOCのアンドリューヨールと呼ばれす学者もまたこの調査に加わっており、どのようにしたら今後、海上での事故をなくせるかということと、またモデルシュミレーションの活用法をすぐさま使用できるように討論したという。

彼は前から存在する海模型を使うことで、私たちは月毎に影響を受ける可能性のある地域を予測することができる。
この方法は伝統的な天気を予測する方法で、短い時間にしてはとても正確な情報だが、日々のオイル漏れの広がり方を理解するのには相当難しい。

Youtubeより